名文集64 |
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| 今日は番外編で心温まる話を紹介します!
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あるお子さんが、ディズニーランドで、落とし物をしました。
すごく大切にしていた、ミッキーやミニーちゃんのサインを書いてもらったサイン帳です。
あるキャストが声をかけて、大勢で探しましたが、見つかりませんでした。
しかし、キャストは、落としたサイン帳と同じものをお店でみつけ、エリアを歩き回り、キャラクターたちにサインを書いてもらい、渡すことができました。
後日、一通の手紙が届きました。
………
先日は、サイン帳の件、本当にありがとうございました。
じつは、連れてきていた息子は脳腫瘍をわずらっていて、いつ大事に至るかわからないような状態だったのです。
息子は物心ついたときから、ディズニーランドのことが大好きでした。
「パパ、いつか絶対ディズニーランドに連れてってね」
と毎日のように言っていました。
私はそうだね、行こうねと答えながら、でももしかしたら約束を果たせないかもしれないと不安に思っていました。
命は、あと数日で終わってしまうかもしれない。 だからせめていまのうちに喜ばせてあげたいと思い、無理を承知でディズニーランドへ連れて行きました。
その息子が、ずっと夢にまで見ていた大切なサイン帳を落としてしまったのです。
息子の落ち込みようは見ていて苦しくなるほどでした。
しかし、あなたが用意してくださったサイン帳を渡したときの息子の顔が忘れられません。
「あったんだね! パパありがとね!」
と本当に、本当に幸せそうな顔でした。
ほんの数日前、息子はこの世を去りました。
ずっと、サイン帳をながめていました。
「ディズニーランド楽しかったね。 また行こうね。」 と言い続けていました。
眠りにつくときも、サイン帳を抱えたままでした。
もしあなたがあのとき、サイン帳を用意してくださらなかったら、息子はあんなにも安らかに眠りにはつけなかったと思います。
息子はディズニーランドの星になったと思います。
あなたのおかげです。 本当にありがとうございました。
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4月17日(金)15:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 敏腕の裏側 | 管理
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